派遣のライフスタイル

派遣社員も生命保険に加入していざというときに備えておく

2019/07/08

いきなりですが、生命保険に加入していますか?生命保険に加入する余裕がないという人もいるかもしれませんが、そもそも保険というのは、そういうお金に困っている人たちのセーフティネットとしての役割があります。

ここではなぜ保険に加入しておくべきなのか、どのような保険に加入すればいいのか、そのポイントをご紹介していきます。

なぜ生命保険に加入しておくべきなのか

生命保険が派遣社員のセーフティネットになるとお伝えしましたが、なぜ派遣社員が保険に加入しておかなくてはいけないのかについて、お話しておきます。

派遣社員に限らず、病気やケガのリスクは誰にもでもあります。ただ、給料が少ない派遣社員の場合には十分な貯金がないケースが多く、高額な入院費用を請求されても払えないというような問題があります。

しかも、入院している間は収入がストップします。有給を使えればいいのですが、人によっては有給もないのでかなり生活が苦しくなります。最悪の場合には契約終了となることも考えられます。

健康なまま働き続けれたらいいのですが、こればっかりは誰にも分かりません。そういうリスクを考えたとき、預貯金に余裕のない人だからこそ生命保険に加入しておき、いざというときに困らないようにしておく必要があります。

派遣社員でも保険に加入できるのか

そもそも、派遣社員が保険に加入できるのかという疑問があるかもしれません。これに関しては、多少の制約があるかもしれないけど、原則として問題なく加入できますので安心してください。

派遣社員だから病気になりやすいわけではありませんし、交通事故に合いやすいわけでもありません。不安要素があるなら、掛け金をきちんと払い続けられるかどうかという点くらいです。

これは保険会社にしても、派遣社員側にとっても悩ましい問題です。でも、毎月1,000円なら問題なく払えますよね。大事なのは、自分の身の丈に合った保険を選ぶということです。

自分の人生設計を立てて、それに見合った無理のない保険を選ぶことで、掛け金の心配もなくなります。派遣社員ですと選択肢は狭くなる可能性はありますが、保険に加入できないということはありませんので、安心してください。

終身保険と定期保険の違いを把握する

保険に加入するときにはまず、保険の種類を把握しておく必要があります。保険には大きく分けて2つの種類があります。

  • 終身保険
  • 定期保険

終身保険は保障が一生涯続く保険で、60歳や65歳まで掛け金を払い続ければ、それ以降も保障を受けることができます。一方の定期保険は加入期間のみ保障を受けることができます。70歳が上限ならそこまでは保証されますが、70歳を超えたところで保障を受けられなくなります。

この2つの保険は、保障期間以外にも違いがあります。それは終身保険が積立型であるのに対して、定期保険は掛け捨て型の保険になるということです。

積立型というのは、支払った掛け金を積み立てていくことができ、解約したときには解約払戻金として受取ることができます。解約せずに死亡した場合には、相続人に死亡保険金として積み立てたお金が支払われます。

掛け捨ては支払った掛け金が戻ってきません。保障期間中にトラブルがあれば保険金が支払われますが、保障期間中に何も起こらなければ掛け金はすべて、保険会社のものになります。

それだと損をするじゃないかと思うかもしれませんが、そもそも何かあったときに備えるのが保険です。そして「みんなで支え合いましょう」という考えのもと、みんなからお金を集めて管理しているのが保険会社です。

自分の掛け金を回収できなくても、他の誰かの役に立っているわけです。もちろん自分に何かあったときには、他の人が支えてくれるわけです。定期保険に加入するかどうかというのは、その仕組みに乗っかるかどうかを決めることだと考えてください。

また、終身保険と定期保険で保障内容がほぼ同じなら、基本的には定期保険のほうが掛け金が低くなります。定期保険なら1,000円前後で加入できるものもあり、終身保険なら4,000円前後からと、掛け金が高くなるという特徴があります。

終身保険と定期保険はどちらを選ぶべき

終身保険と定期保険の違いは分かってもらえたかと思いますが、問題なのはどちらを選ぶべきかということですよね。ただ、これには正解がありません。人によって違うというのが実際のところです。

ただ考え方はとてもシンプルです。

老後のお金を自分で積み立てるか、それとも保険を活用して積み立てるかを判断基準のひとつとしてください。国の試算で老後には夫婦2人で2000万円必要だと発表され話題になりましたが、これをどう考えるかによって変わってきます。

もし結婚するつもりもなく独身で生きていき、老後は年金だけで暮らしていけるなら、生命保険は定期保険で問題ありません。年金の額が少なすぎて、とても生活できないというのであれば、きちんと貯金をしなくてはいけません。

そういうときは終身保険を選んでおくと、自動的に積立されていきますのでお金をあるだけ使ってしまうという人にはおすすめです。

これから結婚もするだろうし、将来のことはまだ見えないという場合にはとりあえず定期保険に加入しましょう。定期保険は10年更新のものが多く、10年毎に見直しができます。結婚したときや、正社員になったときに見直しができます。

こう書くと、余計にどちらを選んでいいか分からなくなりますよね。特に20代30代の派遣社員の方は、老後のことなんてまったく見えていないかと思います。年金だって支給されるかどうか分からないのに、将来設計なんてできませんよね。

でも、将来お金が必要なのは事実です。そして、人間は誰もが病気やケガのリスクを抱えて生きています。ですので、シンプルにこう考えてください。

  • 病気やケガに備えてどんな形であっても保険には加入しておく
  • 老後にどれだけのお金を用意すべきか計算する
  • 老後のお金を自分で積み立てるか保険で積み立てるかを決める

するべきことはこれだけです。それでもまだ難しいし、計算するのが面倒だという人もいると思います。そこで次章では自分で決められないという人のために、おすすめの方法をご紹介していきます。

保険の代理店で相談する

保険は保険会社の営業担当と話をして契約するものだと思っている人も多いようですが、最近は保険の代理店で相談し、比較検討しながら自分に最適な保険を選ぶというサービスが増えています。

これらの保険代理店は、保険会社から契約手数料をもらっていますので相談やサポートを無料で受けることができます。しかも複数の保険会社から選ぶことができ、自分の将来設計に合わせた保険が見つかります。

相談に乗ってくれるのは保険のプロですので、終身保険と定期保険で悩んでいるというような状況でも、働き方や収入の余裕などの現状をきちんと聞き出してくれて、最適な保険を提示してもらうことができます。

もちろん、決めきれなかったときには契約しなくてもかまいません。保険会社の営業担当さんのように強引に加入させようとしないのも、おすすめする理由のひとつです。

生命保険は仕組みが少し複雑で自分では判断が難しいという人は、このようなサービスを上手く活用しましょう。

まとめ

  • 派遣社員は病気やケガのリスクを考えて保険に加入する
  • 老後の積立も兼ねたいなら終身保険
  • 積立は自分でする場合には定期保険
  • 自分で決められない場合には保険代理店で相談する

終身保険と定期保険どちらにするにしても、派遣社員は生命保険に加入しておきましょう。そんなお金がないという人こそ、いざというときに困らないようの保険に加入しておいてください。

ただ、自分で決められない場合には専門家に相談してください。最近は保険代理店が比較検討をしてくれるサービスがありますので、そちらを活用して無理なく続けられる保険に加入しましょう。

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