派遣社員の産休・育休をどう考えるか

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派遣社員でも条件次第では産休も育休も取ることができます。ただ現実問題として取得できるかというと基本的には「できない」ことのほうが多いでしょう。なぜなら、ほとんどの派遣社員は契約期間が3ヶ月であり、産休や育休中に契約期間が終われば派遣先は契約を解除するからです。

理不尽だと思いますか?でも派遣社員の本来の役割を考えれば仕方がありません。派遣社員は正社員の穴埋めであったり、ある期間における人手不足を補うためにいるのです。その派遣社員が穴を開けるというのは筋が通りません。

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産休や育休を取れる派遣社員になる

でも理想を言えば派遣社員であっても産休や育休を取れる立場になることを目指してもらいたい。どういうことかというと、その職場において替えの効かない人材になることです。誰よりも仕事ができ、あなただけしかできない仕事を作ればいいのです。

無理ですか?

厳しいことを言いますがそれができないのであれば産休も育休も諦めてください。出産や子育てのタイミングで派遣契約を終了させて、出産や子育てに集中しましょう。そういう生き方もいいじゃないですか。落ち着いたらまた新しい派遣先で働けばいいのです。

私もかつては替えの効かない派遣社員を目指してきました。自分だけしかできない仕事もありました。それでも「全派遣社員契約終了」という派遣先の方針であっけなく契約終了になりました。

派遣社員は流れながら生きればいい

力があるだけではなんともしがたい壁があります。ならば派遣社員はひとつのところに留まらず、むしろ自分から潮時を見つけて派遣先を離れるぐらいの覚悟があった方が潔いのではないかと思います。

数ヶ月単位で派遣先を変えるのは問題ですが、1年以上同じ職場に務めたならなんらかの経験値は溜まっているはずです。2年勤めたら居心地が良くても自ら新天地を求めるぐらいがちょうといい。

そう考えれば出産や子育ては仕事を離れるタイミングなんだと思えませんか?一つの職場に固執しすぎないことです。どんなに居心地が良くてもそこは他人の家です。そして自分はお客さんなのです。

派遣社員は食客を目指す

中国の戦国時代に食客と呼ばれる人たちがいました。一芸に秀でた人をお金持ちが客分として養い、食客はお金持ちを喜ばすためにときには命をかけて雇い主を助けました。派遣社員は食客であるべきです。

食客であるなら雇い主の役に立てなければ自ら離れていくことも必要です。それでも残って欲しいと言われるか、次の雇い主を探すかはあなた次第。自ら残して欲しいなどと口にするのは派遣社員の誇りを捨てたことと同じだと私は考えます。

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