派遣のワークスタイル

派遣社員は責任がないのではなく、責任しかない

frustration-1241534_1280「派遣さんは責任がないからいいよね」なんてこと言われたことありませんか?そんなこという人はぶっ飛ばしてやりたいところですが、弱腰で争いが苦手なわたしは引きつった笑顔で「そうですねぇ〜」と言うのが精一杯。

でも派遣社員に責任がないなんて嘘。派遣社員には責任しかありません。

派遣社員は責任をとって辞めることになる

mistake-876597_1280

正社員のいう責任は、「失敗やミスをしたときに責めを負わなくていい」というニュアンスのことを言っていますが、それでは実際に正社員で責任をとっている人はどれぐらいいるのでしょう。

正社員の責任は所詮「上司や取引先から叱られる」程度のものでしかありません。業績が傾くようなミスの場合は別ですが、それでもそんな大きなミスを社員一人が背負うようなことはありません。

むしろ責任の所在をあいまいにする働き方が正社員という働き方です。

派遣社員はそうはいきません。大きなミスをして派遣先に迷惑をかけるようなことがあったときは、派遣契約を更新してもらえなくなります。場合によっては即日契約解除にできるような派遣契約になっていることもあるはずです。

大きな問題を起こしたとき派遣社員は仕事を失う。

正社員で言えばクビになるようなものです。これが小さなミスや失敗でも発生するのが派遣の世界です。これでも「派遣社員には責任がない」と言い切れる人はちょっとどうかしています。

派遣社員は自分自身に対する責任がある

tinkering-1177343_1280

それともうひとつ、派遣社員は派遣先の取引相手に対する責任はないかもしれません、それでも派遣社員は自分自身に対して責任をもって働かなくてはいけません。

ちょっと楽したいとか、納得できない仕上がりの仕事を「まぁいいか」と自分自身を裏切ると、それはすべて我が身に跳ね返ってきます。どんな仕事であっても全力で取り組んで、自分が満足できる結果を出す。

それを続けられない派遣社員は長く派遣という働き方を続けていくことが出来ません。ひとつ誤魔化すとひとつ自分の価値が下がっていく。どう考えても責任のない働き方ではありません。

どんなことがあっても自分を裏切らない。どんなことがあっても自分自身に責任を持つ。派遣で働くということはそういうことです。もちろん正社員もそうあるべきなのですが、会社という後ろ盾がある環境で危機感を持てといほうが無理があります。

派遣社員はいつだって背水の陣ですから、危機感なく働くほうが難しいはずです。

派遣社員の責任なんて考える必要はない

girl-863686_1280

派遣社員に責任があるかないか、そんな議論に大した意味はありません。だって大切なのは自分がいい仕事ができているかどうか、派遣先の人たちに喜んでもらっているかどうか、いい刺激を与えられているかどうかですから。

「もっと責任のある仕事をしたい」と言って正社員になりたがる派遣社員がいますが、責任の考え方が間違っていますし、「正社員の責任」なんてただの幻想です。

責任があるとか責任がないとかどうでもいいことは考えず、眼の前にある仕事に全力で取り組むこと。仕事の依頼者に喜んでもらうこと。シンプルに考えてください。目に見えない責任なんて追ってもその先には何もありません。

いま自分のできる最高の仕事をする。それが自分に対する責任であり、派遣社員として働くということです。

正社員の余計な一言にいちいち反応せずに、自分のやるべきことをきちんとする。そうやって、正社員からも一目を置かれる存在になっていけばいいのです。

スポンサーリンク

-派遣のワークスタイル