年齢問題?派遣社員は何歳まで派遣社員でいられるのか
「派遣で働けるのは若いうちだけ」そんな噂の原因となったのは若くない派遣社員が圧倒的に少なかったからなのですが、なぜか「50代の派遣社員が少ないのは派遣契約を結んでもらえないから」という論点になっています。
派遣社員が高齢だからという理由で、派遣契約してもらえないなんてことはありません。派遣契約をしてもらえないのは、あなたのスキルが不足しているか、あなたのコミュニケーション能力が低いかのどちらかです。
多くの会社は人が慢性的に不足している
リーマンショック直後のような状況は別として、基本的にどの会社も慢性的に人が不足しています。猫の手も借りたいという職場はいくつもあります。派遣社員を求めている職場が高齢だからという理由で派遣契約を断ることはほとんどありません。
むしろ経験をしっかり積んだ、安心できる経歴を持った派遣社員を大歓迎する雰囲気すらあります。
もちろん若手中心に派遣契約を結ぶ会社も少なくありませんが、そのほとんどが安物買いの銭失い状態です。
単価を安く設定することができるので、仕事ができない若手ばかり集める派遣先。そんな職場はそう長くないうちに破綻していまいます。
もし同じスキルの若い派遣社員と50代の派遣社員から選ぶような場合、健全な会社であれば間違いなく50代の派遣社員を選びます。
派遣社員にとって年齢はプラスになることがあってもマイナスになることはありません。
特別な力のない派遣社員は沈んでいきます
言うまでもありませんが、スキルもコミュニケーション能力もない人は年令に関係なく派遣社には向いていません。そういう人たちは必ず年齢の壁にぶつかります。30台後半になると仕事が見つかりにくくなります。
あたりまえですが、若くて勢いのあるだけの人には代わりはいくらだっているのです。
ただ繰り返しになりますが、年齢だけが理由で派遣契約を結んでもらえないなんてことはありません。若手が派遣で何年も働いているあいだに様々なスキルをみにつけていれば、年齢は確実にプラスになります。
代わりのいる派遣社員にならないことが重要です。
オンリーワンの存在になって、どの派遣先でも喜んでもらえる存在になること。そこを目指して日々の努力を重ねた人の派遣先がないわけがありません。
反対に何の取り柄もない派遣社員に未来なんてありません。社会が悪い?これに関して言えば、努力を怠った本人の責任です。歌を歌えないキリギリスがアリに救われることはありません。
何歳になっても派遣社員でいられるためにすべきこと
派遣社員が自分のスキルを磨くのは当然ですが、何よりも磨かなければいけないのはコミュニケーション能力です。
多弁である必要はありません。
ただコミュニケーションを取るのが苦手でそれを改善させるつもりもないのであれば、すぐにでも正社員の道を探したほうが幸せになれます。
芸人のロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは極度の人見知りだったそうですが、その克服のために1日中渋谷駅の道で、半蔵門線への行き方を尋ねるというトレーニングをしていたそうです。
コミュニケーションスキルは誰にでも磨くことができます。そして同じように仕事のスキルも自分で磨くことができます。自分には才能がないとか、自分は弱いからとか言い訳せずに、スキルアップにつとめましょう。
とにかく人に好かれなければ派遣社員として継続して仕事をすることは不可能です。これも年齢の問題ではありません。
いや正確には年齢の問題もあります。年齢だけを重ねた会話もろくにできない人を雇いたいという派遣先は少ないのは言うまでもありません。
反対に仕事が遅くてもきちんと派遣先に溶け込むことができる人は何歳になっても重宝されます。
派遣社員が年齢とともに仕事が減るのは、年齢に見合ったスキルがついていない人が多すぎるためにおこる現象です。それを年齢のせいにして「自分は悪くない」と自分を守りたいだけです。
まちがってもそんな派遣社員にはならないでください。目の前で起きている現象はすべて自分が引き寄せたものだと考えてください。
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