派遣のワークスタイル

派遣社員は休日出勤を依頼されて断ることはできるのか

2019/07/04

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ビジネスの場ではどうしても「ここが踏ん張りどころ」という場面があります。そういうときは正社員、派遣社員関係なく休日出勤を依頼されることがあります。そんなとき、派遣社員は休日出勤を断れないのでしょうか。

派遣社員が休日出勤を依頼されたときの対応も含めて、派遣社員にとっての休日出勤の考え方を紹介します。

予定がすでに入っている場合は断ってもいい

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派遣社員だからといって、休日出勤を断れないということはありません。例えば、友人と音楽のライブに行く予定があってすでにチケットも購入済み。入場時には本人確認が必要で、誰かに買取もしてえもらえない。

家族旅行の予定を組んでいて、すでに旅行代金は振込済みで、このタイミングだとキャンセルが発生する。

こんなときに、自分が損をしてでも休日出勤する必要はありません。動かせない予定を動かしてまでしなければいけない仕事なんて、どれぐらいあるのでしょう。

ただし、断る場合は少しでも自分の仕事が進められるように、直前の1週間は人の倍ぐらい働く気持ちでいたほうがよいでしょう。

休日出勤しないことを負い目に感じる必要はありませんが、休日出勤する人が少しでも楽できるように配慮するぐらいはするべきかなと、わたしは思いますし、そうしてきました。

予定がないなら積極的に休日出勤をする

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休日出勤が習慣のようになっている場合は別ですが、突発的に忙しくなったときに休日出勤を求められたとして、特に予定がないなら積極的に出社しましょう。

派遣社員は基本的に時給制なわけですし、休日出勤は割増になるはずです。金銭面で考えても決して悪くはないはずです。

そして何よりも「ちょっとワクワク」しませんか?

派遣先によっては、休日出勤は私服のまま作業する会社もあります。休日出勤は平日の延長ではなく、非日常の世界なんです。同じ仕事をするにしても、どこか楽しさがあります。

さらに休日出勤は連帯感を生みます。むしろこのことが一番大きいメリットかもしれません。仕事の山場をみんなで乗り越えようという一体感。アナログな考え方かもしれませんが、ビジネスの場において意外と重要なことです。

一体感と非日常をお金をもらって得ることが出来るわけですから、休日出勤しないなんてもったいないですよね。

休日出勤の依頼はチャンスなんです。

正社員は休みなのに派遣社員だけ休日出勤させられる

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よくあることですが、正社員は休みなのに派遣社員だけ休日出勤の依頼がある。正社員は管理者が1人だけ出てくるだけ。

そんな休日出勤でも出る必要があるのでしょうか?派遣社員だけ酷使されてる?

これは決して派遣社員だけ酷使しているわけではありません。正社員は労働組合や会社の方針で休日出勤ができなくなっていることが多々あります。それでも仕事の納期が迫っている。そんなときのための派遣社員なわけです。

ビジネスは基本的にチーム戦です。誰かの開けた穴は誰かが埋める必要があります。

派遣社員は穴埋め要員?

それは否定しません。人で不足を解消するのが派遣社員の存在理由ですから、正社員に出来ないことをしてあげればいいんです。決して派遣社員だけ酷使しているわけではありません。

その証拠にほとんどの職場では、ドタバタが落ち着いたあとの有給休暇を快く許可してくれるはずです。

まとめ

世の中には派遣社員だけ、不当に酷使する会社も存在します。それはもう派遣契約を早々に切るしかありませんが、世の中にはもっとまともな会社のほうがたくさんあります。

休日出勤を依頼されて、出られない理由があるのならきっぱり断ってかまいません。ただ、それほど強く断る理由がないのなら、むしろ積極的に出社するようにしてください。

休日出勤後に飲むビールの味はまた格別ですから。

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