派遣のワークスタイル

派遣先でのパワハラやセクハラに派遣社員はどう対応すべきか

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何時の時代、どこに行ってもかならずいるのはモラルがなっていない人たちです。派遣社員に対して上から目線で発言したり、派遣社員をバカにするような発言をする人たちが必ずいます。

最初はまぁいいかなと思っていたら、そのあとどんどんエスカレートしてパワハラやセクハラにつながっていくこともあります。

そんなとき、派遣社員はいったいどのように対応すればいいのでしょうか。できるだけコトを大きくせずに穏便に済ますべきなのか、それとも徹底して闘うべきなのか。派遣社員の対応方法について紹介します。

派遣社員を見下す人がいた場合の基本は逃げる

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基本的には逃げてください。派遣契約の契約更新を行わなかったり、すぐに終了させて派遣先を去っても問題ありません。

派遣社員だからといって、上から目線でものを言う人は、常に誰かの上に立っていないと精神的に安定できないタイプの人です。はっきり言えば一種の病気です。注意しても改善することは絶対にありません。

派遣社員は派遣先の手伝いをするのが仕事です。猫の手も借りたいときに、じゃあ私が手伝いますよ。そうして労働力を提供し、それに対してお金をもらっています。

そういう意味では派遣社員と派遣先の正社員は常に対等な立場にあります。

もちろん指揮命令権は派遣先の社員にありますが、指揮命令権があることと偉そうにしていいことは違います。どちらが偉いかということも関係ありません。

とはいえ、立場的に弱いのは派遣社員なのも事実です。

そこに目をつけて偉そうにする。パワハラやセクハラをする。人間ですから多少のガマンはしてもいいと思います。でもいつまでもガマンを続ける必要はありません。

堪忍袋の緒が切れる直前に、派遣会社の担当者に報告し、契約更新をしない旨を伝えましょう。もちろんパワハラやセクハラがあったことを伝えて下さい。

度を超えたパワハラやセクハラを受けたら

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パワハラのレベルが、恫喝に近いものであったり、実害のあるセクハラを受けたら、その次の日から出社しないというのもひとつの方法です。

社会人としてどうなのかと思うかもしれませんが、恫喝されたりセクハラされてまでその職場に留まるほうが人間としてどうかと思います。

ただし、物事には手順があります。

まずは派遣会社の担当者に電話して、パワハラやセクハラの内容を告げ「すぐに対応してくれなければ明日から出社拒否する」と伝えて下さい。

できるだけ感情的にならずに、冷静に話をすることが重要です。

こういうときは感情的になったらどういう形で決着しても負けです。派遣会社にしても「扱いづらい人」というイメージを与えてしまいます。あくまでも冷静に淡々と対応するほうがことの重要さが伝わります。

「自分は仕事の手伝いをしているだけであって、嫌な思いをさせられに来ているわけではない」ということをきちんと伝えましょう。

パワハラやセクハラを受けないようにする方法

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パワハラやセクハラをするタイプの人たちは、上下関係をとても気にします。自分よりも弱いと感じた相手には強気に出てきますが、自分よりも強い者には決して向かってくることはありません。

それではどうすれば相手より下の立場にならずに済むか。

  • 派遣社員と正社員は常に対等である
  • 丁寧に接しても媚びを売るようなことはしない

重要なのはこの2点です。

正社員や他の派遣社員をそれぞれリスペクトしつつも、自分を蔑むような言動は絶対にしてはいけません。

自分の方針ややり方を曲げて、派遣先の方法や正社員の指示に従うことは派遣社員として当然すべきですが、度を過ぎて媚びを売るような人がいます。これは絶対に避けてください。相手が自分のほうが偉いと勘違いしてしまいます。

絶対に従えないような内容の指示の場合は、笑顔で「できません」と告げてください。大事なのは「笑顔」というところです。

笑顔は余裕の表れです。笑顔で断れるようになると、相手も派遣社員のことを低く見ることができなくなります。もちろん笑顔とヘラヘラすることは違います。「余裕の笑顔」これが大切です。

パワハラやセクハラを受けたときも、余裕の笑顔で向き合うこと。相手の目を見て相手の言い分をきちんと聞くこと。これだけで、相手があなたのことを軽く扱うことはなくなります。

それでもパワハラやセクハラがしつこいようなら、いつまでもそんな職場に留まらずに、すぐに次の派遣先を探すようにしてください。

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