特定派遣のエンジニアが高級を目指せるといっても、現実的にどれぐらい稼げるのか不安な人もいるかもしれません。上の表は私の入社から6年目までの年収を表にしてみたものです。言うほど高くないと思われるかもしれませんが、単価(派遣元が派遣先に請求する時間当たりの金額)が3000円以下なので給料は少ないほうだと思います。
1年目の年収が低いのは4月入社のためです。2年目は深夜2時ぐらいまで普通に働いていました。設計を始めたばかりで学ぶものが多い時期だったのとまだ右も左も分からない状態でがむしゃらに働いていたためです。今ではそんな働き方はしませんが、入社2年目で年収500万円近くになるのは「働いた分もらえる」派遣のメリットを象徴しています。
どこが高給を目指せるのだ!と思う人がいるかもしれません。特定派遣では給料は単価に比例します。ですので、ものすごく単純計算ですが単価が倍の6000円になれば年収も倍の1000万円にとどくのです。6000円はそうそう簡単にはなれませんが、ありえない金額ではありません。
スキルの高い人は給料が高くなり、スキルの低い人は給料が低くなる。単価は一時的に能力に見合っていない額になることがありますが、長い目で見れば必ず妥当な金額に収まります。完全な能力主義の世界と言っても過言ではありません。「自分を試す」には度胸がいるかもしれませんが、やっただけのリターンは必ずあるので、給料の心配は上の表からもなんとなく分かってもらえるのではないでしょうか。