マラソンブームが落ち着いたものの、ランニングを継続している人は意外と多く、有名人でもランニングを習慣化している人がたくさんいます。そんなランニングと派遣社員というのは、とても相性がいい組み合わせです。
なぜランニングと派遣という働き方の相性がいいのか、その理由はいくつもありますが、その中でも特に注目してもらいたいポイントを5つご紹介していきます。
理由1.派遣社員は体が資本
派遣社員は自分の健康管理を、自分でしなくてはいけません。本当は正社員も同じなのですが、正社員は病気になってもある程度までは会社が守ってくれます。でも派遣社員は働かないとお金を稼ぐことはできません。
病気になって長期間働けないとなると、収入が止まってしまいます。これはすべての派遣社員に共通する不安要素ですよね。だから、普段から病気になりにくいカラダづくりを心がけなくてはいけません。
そのためには適度な運動が必要になりますが、ランニングはすぐにでも始めることができ、しかも周りに合わせる必要がありません。自分のペースでコツコツ積み重ねることで健康な状態を維持できます。
まだ20〜30代の派遣社員の方は、健康のありがたみが分からないかもしれませんが、40代になるとはっきりと衰えを感じるようになります。その衰えを少しでも先送りするためにランニングは最適です。
理由2.ランニングを通じて仲間ができる
ランニングは個人で行うものですが、継続していると自然とコミュニティが広がっていきます。友人や派遣先の同僚にも走っている人が必ずいて、自分が走っていることを知ると、いろいろと誘ってもらえます。
ですので、ランニングをしていることを積極的にアピールする必要がありますが、反対に孤独に走りたいという人は、黙っていればいいだけです。そのあたりは自分次第ですが、走り出すことで道は大きく開かれます。
ランニングはまったく違う分野の人と繋がれるという面白さもあります。正社員や派遣社員という垣根がとても低く感じるほど、面白い経歴を持った人たちに出会うことができ、そこからまた未来が開けていきます。
理由3.ランニングはお金がかからない
運動不足解消にジムに通うという人もいますが、それだけで毎月数千円かかります。正社員のようにお金に余裕があるなら、それもいいのかもしれませんが、派遣社員で自由に使えるお金に限りがあると、そうもいきませんよね。
でも、ランニングならそんな出費はいりません。最初にシューズやウェアを揃えるのにお金がかかりますが、シューズはセール品やアウトレットを狙えば5,000円以下で済みます。ウェアも最初は安いもので十分ですので、予算1万円で1年間は楽しめます。
ただ、ひとつだけ気をつけてもらいたいのが、ランニングを始めると食欲旺盛になるということです。そのこと自体は健康的でいいことですが、何も考えずに食べると食費がかかってしまいます。
ごはんを腹持ちのいい麦飯や玄米に変えたり、食物繊維の多い野菜を積極的に食べるなどして、食費が上がるのを防ぐようにしましょう。
また、マラソン大会などに出るようになると、それはそれでまた出費になります。マラソン大会などの目標があったほうがランニングは続きますが、もしマラソン大会を走りたいなら、1年に1〜2回までにしておきましょう。
理由4.走ることでストレス解消になる
ランニングをしているときには、日常の悩みなどから解放されます。これはほとんどのランナーに共通している体験ですが、悩みながら走り続けるのはとても困難なことで、走っているとなぜか自然とポジティブな思考になります。
悩みがあるときに「走りながら考えるか」と思って走り出しても、5分もすればまったく別のことを考えています。そして走り終えたときには、とても心地良い状態になります。
走ることは心のストレスを取り除いてくれます。問題を根本から解決することはできませんが、ネガティブになっている思考をポジティブにしてくれるので、悩んでいたことも「小さなこと」と思えるようになります。
朝起きて公園に走りに行き、すれ違う人と挨拶してみてください。それだけのことなのに、毎日がとてもキラキラし始めます。これまで職場に行くのが憂鬱だった人でも、そんな気持ちはどこかに消え去ってしまいます。
そういう意味では、派遣社員におすすめなのは朝ランです。頭がすっきりした状態で仕事をスタートできますので、午前中の仕事がかなり捗るのを感じられるはずです。
理由5.目標を達成すると自信がつく
子どもはこれまでできなかったことをできるようになって自信をつけます。その繰り返しが成長に繋がりますが、大人になるとなかなかそのような経験ができません。
でもランニングを始めると、毎日のように成長を感じられるようになります。
最初は5分も走れなかったのに、継続していれば30分くらいは簡単に走れるようになります。同じコースでも30分で走っていたのが、25分で走れるようになったりもします。積み重ねただけ結果がでるのがランニングです。
その成功体験が自分に自信をつけてくれます。成長できている自分に気づけば、仕事においてもまだまだ成長できるという気持ちになれます。チャレンジすることの楽しさを取り戻したら、そこからは何をするのも気持ちが前向きになります。
派遣社員にランニングをおすすめしたい最大の理由はここにあります。派遣という立場で働いていると、どうしても自信を失いやすいシチュエーションが何度も起きます。そういうときにランニングをしていれば、自分らしさを失うことなく働くことができます。
ランニングをするときの注意点
これらかランニングを始めるにあたって、ひとつだけ気をつけてもらいたい点があります。それは「頑張りすぎない」ということです。理想は毎朝のランニングですが、起きれなかった日は「そういう日もある」と思ってください。
起きれなかった自分を責める必要はまったくありません。1週間に1回でも走れば、これまでよりはプラスです。大事なのは継続するということです。そのためには、気持ちを入れすぎずに緩い気持ちが大切です。
ランニングは誰かに言われてやるわけではありません。学生時代のように体育教師に叱られることもありません。自分のために走るわけですから、自分で自分を責めるのはなしにして、むしろ走れた日の自分をどんどん褒めていきましょう。
まとめ
派遣で働いていると、思い通りにならないことも多く、毎日のようにストレスを積み重ねてしまいますよね。その状態が心を疲れさせて、病気を引き起こすことがよくあります。
そうならないために、ランニングはとてもおすすめです。走るだけでストレス解消になりますし、自分が望めば人のつながりも広がっていきます。健康維持もできて、ポジティブになれるなら走らない理由はありませんよね。
別にオリンピック出場を狙うわけでもありませんし、部活のように追い込む必要はありません。おとなになれば自由に走ることができ、知らないうちに閉じ込められていた本来の自分を解放できます。
騙されたと思って、まずは毎日5分だけでも走ってみてください。おそらく、1ヶ月後には何かが変わった自分に気付くはずです。
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