節約しているのにお金が貯まらない人と、節約していないのにお金が貯まる人がいます。給料が同じであっても月末の生活に余裕が出てくる人とそうでない人に分かれるのです。
簡単な話ですが前者は何かを買う人で、後者は何かを買わない人です。節約しててもお金が貯まらない人は、節約以前に無駄な出費を見なおす必要があります。
家賃がかからない地域で暮らそう
まず暮らしを見つめなおしてください。生活していくのにどれだけのお金を使っていますか?最低どれぐらいの収入があれば1ヶ月暮らしていけますか?もしその金額が給料に近いのであれば、暮らしに問題があります。
1ヶ月の手取り収入が15万円でも貯金できる人はしています。いえ15万円もあれば十分すぎるはずです。そうでないならきっとあなたは家賃に大きなお金を払い過ぎです。手取り収入が15万円で家賃が7万円のマンションに暮らしていいわけがありません。
4万円台、できることなら3万円台のアパートが身の丈にあった暮らしです。それは収入が少ない人だけではなく、多くの人が家賃にお金を払いすぎています。都心から1時間以内ので家賃の安い地域はいくらでもあります。
そういう地域は街も小さくて、賑やかさもありませんが、選択肢がないためあらゆるものをコンパクトにすることができます。買物をするスーパーも決まったスーパーもですし、ちょっと外食するにしても決まったお店に落ち着きます。あれもこれもが手に入らないぶん、落ち着きを手にすることができます。
ないのだから買う必要がない
家の周りに何もなければ食品以外に買う必要がなくなります。いまはネットで何でも買えてしまいますが、思わぬ出費の一番の原因は売っているものに触れてしまうからです。便利そうなもの、かわいいもの目にすると物欲が刺激されます。
そういう物欲を煽られるものと距離を置く暮らしをしてみませんか?
仕事で街に行くことは仕方ありません。ならば週末ぐらいは家とその近所の公園でゆっくりと本を読んだり、軽く運動をしたりして暮らしを整えましょう。生きているという実感は、何も刺激がなければ得られないものではありません。
毎日をきちんと生きるからこそ、体と心の内面からにじみ出てくるしあわせ感があります。豊かさを外の求めるのではなく、自分の内側に求める。そういう暮らし方ができるようになれば、節約なんてしなくてもお金は貯まります。
自分だけの「持たない暮らし」を見つけましょう。
まずは目の前にある「いらないもの」をひとつゴミ箱に捨ててください。どんどんいらないもの、使っていなものを手放していきましょう。ひとつ手放すごとにあなたを縛っている鎖がひとつなくなっていくのを感じることが出来るはずです。