実家で暮らすことを基本とする

派遣で働くために必須とは言いませんが、経済的な余裕を持ちたければ一人暮らしではなく実家で暮らすのが一番です。

30歳や40歳になっても親と暮らすなんて考えられないと思うかもしれませんし、周りの目を気にする人もいるかもしれません。でも変なプライドは捨ててしまいましょう。いい歳して親と暮らすのがおかしいという考え方は正社員の思考です。派遣で働くためにはむしろ実家暮らしがあたり前なのです。

でも、わたしはそんな思考や金銭面のことだけで実家暮らしを勧めているわけではありません。実家で暮らすということは親や兄弟と暮らしことになります。一人暮らしは誰の関与も受けないから気楽です。好きなときに好きなことをすればいいのですから。でも、わたしたちは人と関わりあうから人間なのです。

実家暮らしだと親との距離が近すぎてケンカすることもあるでしょう。でも、そのケンカを通じてつながりあうものが絶対にあります。意見のぶつかり合いは反発ではなく相互理解の過程です。そしてお互い知らない知見を共有していくことでそれぞれが成長していけます。

実家が地方であったり、親との関係がよくない場合は実家暮らしができないこともあると思います。一人暮らしをして独立するのも決して悪くないと思います。でもどうしても一人暮らしをしたいなら、派遣社員をしながらでも正社員への道を目指すべきです。そういう人は従来の社会の枠の中で暮らしていけばいいと思います。

そうではなく、新しいライフスタイルを目指すのであれば、実家暮らしができるかどうか見なおしてみてはどうでしょう。