ディップ株式会社のディップ総合研究所は、アルバイト・パートまたは派遣社員として就業している15~69歳の男女を対象に「新型コロナウイルスによる仕事への影響調査」の第2回を5月6〜8日に実施しました。
調査結果概要
Q1 現時点で、あなたの就業に新型コロナウイルスの影響は出ていますか?
Q2 就業時間や日数(シフト)が減った、もしくは休業したことによって、給与はどのくらい変化しましたか?
Q3 あなたは、新型コロナウイルスによる影響で失業した経験がありますか?
Q4 あなたの就業している店舗・オフィスでのテレワーク・在宅ワークの導入活用状況について、教えてください
詳細な調査結果は下記出典をご参照ください。
出典:【第2回/派遣社員1,000人調査】緊急事態宣言後、就業への影響67.1% 7割以上が給与減
調査結果を受けての考察
当初から心配されていましたが、多くの派遣社員が新型コロナウイルスの影響を受けており、収入減につながっていることがわかります。契約は継続になっていても就業時間が減って、時給制の派遣社員はかなり厳しい状況にあります。
そして29.3%もの人が離職しているという現実。5%もの人が収入が21万円以上も減っているというのは、とても楽観視できることではありません。とはいえ、ここで何か手を打てるわけではありません。残念ながら、ここは耐えるしか選択肢がないのが現実です。
少しでも蓄えがあるなら、とにかく出費を減らすこと。そして現在派遣先で仕事があるという人は、できるだけそこに留まれるように、いつも以上に集中して働くことです。「この人にいてもらいたい」と思われるかどうか、ほんのちょっとしたことが天国と地獄の運命を分けます。
緊急事態宣言は解除されましたが、どの職場も厳しい状況に変わりなく、第2波第3波が来ることも予想されていますので、気を抜くわけにもいきません。
緊急事態宣言が解除になっても、自由に遊ぶのではなく次に備える準備期間だと考えてください。テレワークに必要なものを買い揃えたり、スキルアップのための教材の購入、将来に向けての副業の相談などをして、また緊急事態宣言になっても耐えられるための準備をしましょう。
景気はここから悪化していくことが予想されています。派遣社員との契約もこれから見直されるはずです。そんなときでも生き残れるように、出費を抑えつつも万全の準備をおこなってください。