職場で仕事以外の会話をちゃんとしていますか?
目の前に並べられた」山のような書類を片付けていくことだけが仕事ではありません。仕事というものはともに働く人たちと同じ時間を過ごすための人生の一部なのです。この意識を持てるかどうか、派遣で働く人に求められるスキルのひとつです。
派遣先で自分のことをどれだけ他の人に話せていますか?仕事以外の会話やおしゃべりもきちんとできていますか?
働くだけが仕事ではない
黙々と自分に与えられた任務をこなしていく。プロフェッショナルなイメージがありますが、本当のプロフェッショナルが最も重視することは「コミュニケーション」です。仕事において最も大切なことは「会話」なのです。
なぜだかわかりませんが日本では一時期欧米流のドライな働き方がもてはやされている時期がありました。自分は自分に与えられた仕事だけを完ぺきにこなす。それで成果が出るか出ないかは自分の範疇ではなく、管理職の責任。
そういう働き方をちょっとかっこよく思った人は危険信号です。仕事はもっと義理人情で行うものです。もっともっとウェットでなければ仕事はうまくまわりません。少なくともこの国のビジネスの場においてはそうなのです。
無駄話でもいいから会話をする
一番良くないのは口ばっかり動いて手が止まっているパターン。これは給料泥棒と言われても仕方がないレベルで嫌われます。
次にダメなのは黙々と働くパターンです。きちんと仕事をしていれば害はないと思いますか?いいえ、眼に見えないだけでしっかり害になっています。職場には雰囲気というものがあります。黙々と働くだけの人はその気を停滞させます。
理想は口も動かしながら手も動かす人です。このような人は圧倒的に評価が高くなります。職場の雰囲気も良くしながら、自分の仕事も遅れることなく進めていく。これこそが日本の企業で求められる人材です。
でもいきなりその域には達することはできません。まずは仕事の切れ目で周りの人に話しかけたりしてみてください。難しそうな顔をしている人がいればリラックスするような一言をかけてあげることです。
多弁である必要はありません。周りをよく見てどうすれば職場の雰囲気がもっと良くなるかを考えて上手に仕事の中に会話を組み込んでいきましょう。
ただし話が盛り上がりすぎて全体の仕事が止まってしまうことのないように注意してくださいね。あなたの手は動いていても他の人の手が止まっていたのではせっかくのコミュニケーションが逆効果になってしまいますよ。