派遣社員は実務経験のない未経験者でも働くことができるか

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派遣社員の悩みのひとつが「実務経験がないけどやってみたい案件」に対してどうするかということですよね。これまで経理の仕事をしてきたけど、心機一転でCADオペレータの仕事をしたい。

そのために勉強もしたけど、実務経験はゼロ。そんな状態で派遣先は採用してくれるのか。実務経験がなくても派遣先に出ることができるのか、そんな悩みついてお答えします。

目次

とにかく話をしてみることが大切

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まず大前提として派遣を受け入れる会社との面接は禁止されていることは頭の片隅に入れておいてください。

現実として日雇い派遣でもなければ、面接していない派遣先なんてほとんどありません。違法と言われようがこの面接があるから派遣という働き方が成立しているのも事実です。面接禁止を本当に取り締まったら、派遣社員を雇う派遣先はほとんどなくなります。

その面接ですが、実務経験がなくても派遣先に入れるかどうか、その見極めの場になっています。

派遣先にも「即戦力」が欲しいときと、未経験者でもとにかく猫の手も借りたい状態のときがあります。即戦力を求められているときに、未経験者が面接を受けても当然通るわけがありません。

そんなところに面接に活かせる派遣会社の営業さんもどうかしています。

狙い目は未経験者でもやる気があればOKというスタンスの派遣先です。この場合、未経験であることよりも、仕事が始まってからどれだけ成長できるか、社内の雰囲気に合うかが問われます。

仕事なんてやり始めたら誰でもできるようになる、そういうスタンスの派遣先は未経験者でも問題ありません。

ようするに未経験者が働けるかどうかを決めるのは、あなたではなく派遣先の担当者なのです。ダメ元で面接してもらえばいいんです。ダメだからといって失うものがあるわけではありません。

不採用が何度も続いたら諦める

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未経験ですから3,4回ぐらい不採用が続くのはあたりまえです。1社で不採用だったくらいで諦める必要はありません。

でも5社以上続くようですと、それはスキルではなくあなた自身の問題が考えられます。派遣先に溶け込みにくい人材のように思われているか、足りないのを経験ではなく、ポテンシャルも低いと判断されたかのどちらかです。

その未経験の仕事への未練があるかもしれませんが、正直なところ、これまでどおりの派遣先に方向性を戻すことをおすすめします。

経験さえあれば、人柄やポテンシャルといった判断基準のハードルが大きく下がることになります。

派遣先もボランティアでやっているわけではありませんので、理想は即戦力を求めているのです。いや、そもそも派遣という働き方が即戦力であることを求められる働き方なわけです。即戦力だから面接が禁止されているわけですから。

新しい世界の扉を開くのは素敵なチャレンジだとは思いますが、そこに固執し過ぎると毎日の食事にも困るような状態になります。

チャレンジする前に自分の生活を安定させる必要があります。やりたい仕事ではなくできる仕事をする。望まれている仕事をする。

これが派遣社員の基本です。

新卒派遣の場合はハードルが下がる

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とはいえ完全に未経験でも新卒派遣の場合は、未経験のハードルが大きく下がります。もちろん大学や専門学校で学んだことの延長線に派遣でしたい仕事がなくてはいけません。

工学部出身であれば、未経験でも技術系の仕事には就きやすくなります。最低限の知識は学んできたと判断してもらえるためです。

ただし新卒派遣の採用もこれからは厳しい時代が予想されます。2015年の法改正によって派遣社員はどんな形態であれ3年までしか同じ職場にいられなくなりました。派遣先にしてみればせっかく育てた派遣社員が3年でいなくなるわけです。

もちろん半年も働けば、半人前でも仕事はできるようになりますので、単価さえ安ければ雇ってはもらえますが、以前のように派遣社員だけど、正社員と同じように長く働いてもらいたいという会社はなくなるわけです。

そこで問われるのはやはり人間性です。コミュニケーション能力が高く、好奇心の高い人。未経験者に問われるのは間違いなくそこになります。

未経験であることが問題ではなく、意欲があって、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうか、そこが重要だと考えてください。

コミュニケーション能力を磨くにはどうしたらいいか。これについてはまた別の機会にお伝えします。

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