正しい粗食で自分を体の中から整える

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「粗食」という言葉が流行ったことがありました。「粗食のすすめ (新潮文庫)」という本も発売されました。ところがこれは一時的なブームで終わり、一部の人の間でだけ続いているようです。

「粗食では栄養が不足する」というのがその理由ですが、それを口にする人の多くは粗食の解釈を間違っています。粗食は食事の基本であり、シンプルな暮らしを求める人にとって手放すことのできないものです。

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粗食は決して栄養が足りないわけではない

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粗食がいいからと御飯と味噌汁と納豆だけの食生活の人がいます。そんな食生活、江戸時代の人でもしていません。しかもご飯は白米です。栄養学の知識がなくてもその食事が正しくないことがわかります。

御飯と味噌汁と納豆だけの食生活は食べ過ぎる食事と同じぐらい危険です。

本当の粗食は御飯(できれば玄米)と味噌汁を中心に、おかずを一品。それぐらいのことを言います。おかずを変えていくことで足りない栄養を補っていきます。おかずが肉のときもあれば魚のときもあります。

ただ、たくさんは食べ過ぎない。これが基本です。

仲間と外で食事するときはあれもこれも食べるわけですし、ランチをお弁当や外食にする人はそこで栄養価のあるものを選べばいいんです。家ではご飯と味噌汁にもう一品を心がけましょう。

粗食は財布にも優しい

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粗食は旬のものを口にします。冬は大根、春は菜の花など季節のものをおかずにするので食材が安くなります。そして栄養価も高い。

日本では旬という意識がだいぶ低くなっていますが、旬のものを口にすることがサプリメントを口にするよりもよっぽど体が喜んでくれます。そしてその旬のものを使った料理は季節にあったものになります。

冬の野菜の根菜類は長時間煮込むことでおいしくなります。長時間煮込む料理はあたかかいので寒い冬にはぴったりですよね。夏の野菜のきゅうりやトマトは水分をたっぷり含んでいて汗をかく夏にぴったりです。

それでいて安いのですから、言うことありません。

粗食で自分を体の中から整える

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粗食は決して貧しい食事ではありません。

自分の体と向き合うために、栄養をためすぎた自分の体を元の姿に戻すためのものです。しっかりと栄養を摂り、体の中から自分を整えましょう。

そして暴飲暴食をしていた日々を振り返りましょう。大量に作られた食品をただ流しこむだけの食事に戻りたいか、それとも丁寧に作った粗食を続けたいか考えてください。

粗食を基本とし、みんなと食べるとき、外で食べるときは好きなモノを食べる。それぐらいなバランスがちょうどです。

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