「派遣社員だから」に続く言葉をポジティブにする

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私たちはジキルとハイドではないため、ひとつの人生しか歩むことができません。世界を舞台に活躍するIT企業のトップでありながら、静かな山奥で自然とともに生きるという人生は望めません。

何かを手にするということは何かを手放す、もしくは何かを手にすることを諦めるということでもあります。

派遣社員という立場が気に入っているけど、正社員のように安定した働き方をしたいというのは無理な願望です。

安定した正社員の生き方は、会社という枠に束縛されながら生きている代償でもあります。

誰にも束縛されず、自分の好きなように生きつつ安定したいというのであれば、自分で起業して成功者になるしかありませんが、成功者には成功者の苦悩があります。理想のワークスタイル、理想のライフスタイルは追えば追うほど逃げていく青い鳥です。

派遣社員だからできないことを考えるのではなく、派遣社員だからできることを探してください。

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いまは自分らしく生きることがとても難しい時代です。職場では理不尽な指示が飛んできますし、ネットではすぐに誰かの揚げ足を取ろうとする人たちで埋め尽くされています。

そんな中で自分らしさを保ちたければ、派遣社員という働き方や生き方は決して悪くない選択肢です。

もし人生の目標が大企業の社長になることなら、すぐにでも派遣社員を辞めて海外留学でもするか、大企業にどんなコネでも使って入社するようにアドバイスをしますが、人生に権威や金銭的な豊かさを求めないのであれば、窮屈な正社員よりも、自由な派遣社員のほうが生きやすい時代です。

もちろん派遣社員でも毎日をただ浪費しているだけの生き方しかしていないのであれば、それは派遣社員であることを活かせていないので正社員でも目指せばいいと私は思います。

そうではなく、自分に夢や目標がありそこを目指してまっすぐに駆け抜けたい。そんな生き方に派遣社員という生き方は相性がいい。

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夢や目標はどんなものでもいいんです。

愛する家族を守りたいというものでもいいですし、アジアやアフリカに学校を建てるというようなものでもいい。夢や目標のスケールは関係ありません。大切なことは、自分がキラキラできる何かを持っているかということです。

正社員という生き方はそういう夢や目標が埋もれやすい生き方です。

人生において最も大切なものが別にあるのに「仕事を優先する」ことが暗黙の了解として求められるのが正社員です。

それを「責任」なんていう都合のいい言葉で操っているのが経営者。本当は正社員にだってそんな責任を求めるべきではなく、仕事はもっと笑いながら行うべきものです。

集中して仕事をするときの真剣さはあってもいいですが、そうでないときもっと緩く働くというメリハリがいまの日本の職場には圧倒的に不足しています。

でも派遣社員ならそんな職場の色に染まらない働き方ができます。

派遣先に馴染むことは必要ですが、自分を捨てる必要はありません。だから自分らしさを手放すことなく働くこと、生きることが出来るのです。

「派遣社員だから」に続く言葉をネガティブにするのではなく、「派遣社員だから」に続く言葉をポジティブにすること。

これだけで目の前の景色が大きく変わっていきます。

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