お金がない派遣社員なら工夫する面白さを楽しめばいい
派遣社員から正社員を経て、現在フリーで仕事をしている私は、正社員時代と比べて収入が1/4以下に激減しています。
そこで感じることは、いままでは完全に消費型の暮らしをしていたのだということです。欲しいものがあれば買い、古くなったものは捨てる。そして実用的であるよりもデザインの良さなどを重視。
収入がほとんどありませんので、いまはそんな余裕もなく、買うのではなく長く使う工夫、安いものでも魅力的に見せる工夫を行っています。
買えないなら買わなければいい
派遣社員でお金がないからあれもこれもは買えない。あれもこれもは買えないなら買わなければいい。
あたりまえのことなのですが、ほとんどの人がこの思考に入れずにいます。買えないことをネガティブに考え、欲しいものを買えない自分に落胆する。
モノを買えないこととあなた自身の人間性はなんにも関係ないのに、「どうせ私なんて派遣社員だし」なんてことを口にします。派遣社員で働いている人に失礼ですし、何よりも自分自身に失礼です。
恥じるなら、派遣社員であることを恥じてしまう自分自身の心のあり方を恥じたほうがいい。
そんなことよりも、買わないこと買えないことに対して、ネガティブにならないことのほうがよっぽど大切です。そしてネガティブにならないためには、買えないことに対して「まぁいいか」の気持ちを持つことが大切です。
買えないなら、いまあるものを工夫して使う
ずっと使っていた鞄に穴が開いたとします。正社員のようにお金を自由に使える人は新しい鞄を買えばいいのですが、買うお金がないのならどうやって穴をふさぐかを考えればいいんです。
自分で縫い直したり、穴をふさぐための布を縫い付けたり。
衣類も同じです。食べこぼしのような汚れがついてしまったシャツ。汚れが気になってしまうなら、染色してしまえばいいんです。新しく買い換えるよりもよっぽど安いですし、「自分で染めた」は誰かに自慢できる工夫です。
「買えない、買えない」を言っていても、収入が増えるわけではありません。
収入が増えないなら支出を減らせばいい。買わないための工夫をすればいいんです。そこに楽しさを見つけることが重要です。
買えないことを嘆くのではなく、工夫する知恵のない自分自身を嘆いてください。そして知恵をつけましょう。才能は持って生まれるものだとしても、知恵はあとから身につけるものです。
「もったいない」の気持ちを大切にする
本当は派遣社員だけの話ではなく、すべての日本人に取り戻してもらいたい感覚が「もったいない」の気持ちです。
簡単に捨てることはもったいないし、使いもしないものを買うのももったいない。限られたお金であるなら、限られた範囲で使えばいいし、少しでもムダにしないために考えることが必要です。
そして口癖のように「もったいない」と言い続けましょう。
工夫次第でまだ使えるものを手放すのは愚か者のすることです。不格好でも自分で直して使うこと。自分なりの味が出るまで使い切るのです。
もちろんすべての人がそれをすると日本経済は回りません。富は必ず循環させなくてはいけないため、お金をつかうことはとても重要な事です。
でもそういうことは正社員に任せましょう。派遣社員はとにかく日々の生活費を安く済ませる方法を考えなくてはいけません。買えないものは買えないのです。
生活を破綻させてまで手に入れなくてはいけないものなんて、この世界にはひとつもありません。
工夫してください。
工夫できる知恵がないなら、まず知恵を身に着けてください。貧乏な派遣社員から抜け出せないのは、お金の使い方を間違っているから。メディアの宣伝に踊らされないようにしてください。
派遣社員は無駄のない美しさを目指しましょう。
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