派遣のワークスタイル

派遣社員は自己満足で仕事をしてはいけない

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派遣社員と正社員の違いで、もっとも大きなものは「派遣社員は正社員の依頼を受けて仕事をしている」「正社員の代わりになって働いている」ということです。この感覚が薄い派遣社員が多いように感じます。

こう書くと「派遣社員は奴隷ではない」「派遣社員にだって自分の意志がある」というようなニュアンスの批判を受けますが、その考え方もちょっとどうかと思います。

なぜ派遣社員が必要なのかを考える

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そもそもなぜ派遣社員が必要なのでしょう?正社員として雇わない理由はどこにあるのでしょう?多くの派遣社員が勘違いしていますが、派遣先にとって派遣社員が安いから派遣社員を使っていると思っていますが、派遣社員は決して安くありません。

時給1500円の場合は、派遣先に3000円の単価を払っています。それが160時間/月なら48万円です。若手正社員の基本給は20万円前後ですが、他にも保険や賞与などを考えると2倍程度の費用がかかるので40万〜50万円かかります。

派遣社員を1人雇うのと、正社員を1人雇うのでは費用はあまり変わらず、単価によっては派遣社員のほうが割高になります。

それでも会社は派遣社員を雇います。なぜなら彼らがほしいのは会社を支える人材ではなく、とにかく人でが欲しいだけだからです。正社員は会社の未来を託す存在ですので、大切に育てる(大切の定義は会社によって違います)必要がありますが、そんな人材は少しだけいればいいのです。

本当に必要なのは、会社の支持に従って手足のように動いてくれる人材です。それが派遣社員です。

派遣社員は実力主義・結果主義の世界

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それではやっぱり奴隷のようなものではないかと思うかもしれません。でも派遣社員には「辞める」という権利もありますし、「辞めないで欲しい」と言って単価を引き上げてくれるようなケースもあります。

相手が望む結果をしっかり出し続ければ、派遣社員だって代わりのいない存在になります。代わりのいない存在になれない人は確かに奴隷のようなもので、弱い立場で働き続けなくてはいけません。

それでも派遣社員の中には、正社員よりも強い立場で仕事をしている人がいます。その人たちの多くが、正社員の要望に対して100%応えて、さらにプラスアルファの結果を提供しています。

若手の派遣社員がそういう人たちを見て勘違いするのは、プラスアルファの部分だけを見て、仕事に対して個性を発揮しようとすることです。派遣社員が個性を出していいのは、要望に対して100%応えたあとのことです。

相手が望んでいる結果を出せる人だけが、その結果に個性を加えることが許されます。そして個性を加えることが許される人たちが、立場の強い派遣社員になれます。

派遣社員は実力主義・結果主義の世界です。

相手の要望に応えきれていないのに、すぐに文句を言ったり、自分のやり方が正しいと考える人が多いように感じますが、基本的に派遣先は独自のやり方や考え方なんて望んでいません。派遣先のやり方、派遣先の方針に従って手足になって欲しい。それだけです。

派遣社員の満足は派遣先社員の「ありがとう」であるべき

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仕事ですからもちろん大事なのはお金です。「ありがとう」をいくら集めてもお腹が膨れることはありません。でも仕事というのは、何もお金を稼ぐためだけにしているわけではないはずです。

社会の中で自分の居場所を見つけたり、人と人とのつながりを作るのも職場の役割です。人間は1人では生きられませんし、孤独に耐えられる人もほとんどいません。

だとすれば、派遣先で派遣社員が目指すべきは、仕事の指示を出す正社員に「ありがとうと言ってもらえる」「成果物を喜んでもらえる」ここに置くべきではないでしょうか。

きれいごとだと思いますか?

実際にきれいごとですが、少なくともわたしはそうやって派遣時代を過ごしてきました。もちろん最初からそうだったわけではなく、何度も失敗をして試行錯誤を繰り返して、そこにたどり着きました。

すると不思議なことに単価が少なくなるようなことはなく、むしろ黙っていても単価は後からついてきます。契約の更新で不安になるようなこともありません。

派遣社員ですので、それだけやっても会社の業績によって簡単に契約終了になります。だからといって、お金のためだけに心のない仕事をしても得られるものはお金だけになります。そういう生き方を否定するつもりはありませんが、そういう生き方つらくないですか?

いつか契約終了になるとわかっていても、その職場の人のために働く。依頼された仕事に100%応える。自己満足ではなく依頼者の満足度を高める。これが理想の派遣社員の働き方です。

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