派遣社員の有給休暇は取れるのが当然ですが主張はしない

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派遣社員にかぎらずすべての働く人に与えられた権利が有給休暇です。もちろんある程度の期間働いた人にだけ付与されるものなので派遣先に出て「明日有給休暇で休みます」というわけにはいきません。

有給休暇の付与方法は派遣会社によって異なります。申請の方法も派遣先企業によって変わってきますが、考え方の基本は派遣先で有給を取っていいかの確認をして、そのあと派遣会社に有給の申請を行うのが流れです。

目次

派遣社員はいつでも有給の申請をしていいの?

有給休暇は働く人の権利です。好きなように使うべきですし、有給を余らせるようなことはないようにしてください。有給を余らせるということはあなたの単価を自ら下げているのと同じことだと考えてください。

でもですよ、有給が5日余っていたとします。「じゃあ来週の平日全部お休みします」っていうのはどう考えてもNGです。派遣先の管理者も業務に支障が出るなら拒否することができます。

正社員はそういうことやっている人がたまにいます。でも許されます。だって正社員だから。不公平だと思います?

正社員と派遣社員では求められる役割が違います。同じ仕事をしているようでも瞬間瞬間では同じことを求められているように見えても長いスパンで考えたとき正社員と派遣社員では決定的な違いがあります。

派遣社員は職場の人員不足を補うためにいるのです。身内に不幸でもない限り職場を離れないことが基本です。もちろん有給を使うなということではなく、正社員よりも計画的に使用しなければいけません。

その感覚がわからない場合は正直派遣社員としてやっていくことは難しいでしょう。職場の空気を読めるかどうか。それができない場合は契約も継続されることもないでしょう。

派遣先の社員にしてみれば使い勝手のいい働き手が欲しいだけです。「権利だから」と言って休暇を主張するような人は職場にいて欲しくないということは理解してきましょう。

派遣先が有給休暇を認めてくれない場合の対処法

有給休暇は権利ですから、よほどおかしな申請をしないかぎり本来は休ませてくれるべきなのですが、それを受け入れてくれない派遣先がたまにあります。

そういうときはまず派遣会社の営業担当に相談しましょう。派遣先が有給休暇を認めてくれないのでなんとかして欲しいと営業を通じて伝えてもらうことで感情的にならずに済みます。

それでも認めてくれない場合、即日でもその派遣先との契約を解除したいと派遣会社の営業担当に伝えてください。実際に即日に辞める必要はありません。それだけの気持ちがあることを伝えるのです。

おそらく派遣先は契約違反だと言うでしょうが、そもそもの契約違反、法律違反を起こしているのは派遣先です。営業担当がきちんとした人なら大事にはなりません。理想は次の契約更新を行わないことです。

どんなに好条件でもルールを守れない職場にはいるべきではありません。ましてやそんな人たちと争うことも時間の無駄です。できるだけ早くその派遣先から抜け出すようにしてください。

まとめ

派遣社員にも有給が発生することはもはや常識になっていますが、いまだに有給休暇を使わせない職場があるのも事実です。

まず使用するときは職場の空気を読んで、業務に大きな支障が出ないように休みを申請してください。それは社会人としての気遣いとして必須です。

何度も申請を断られるようであれば派遣先を変えること。決して戦わないこと、それでもルール違反を認めないことです。ビジネスは信頼関係で成立しています。信用出来ないような人になってはいけませんし、信用出来ない職場に居続けてもいけません。

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