派遣のワークスタイル

派遣社員から正社員になるには

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私は派遣社員も正社員も個人事業主も経験があるのですが、派遣社員の立場が低いとは思っていません。むしろ派遣社員だからできる生き方というものがあります。

その生き方を推奨していきたのがこのサイトの目的ですが、それでも正社員にはなりたいのだという人のために少しだけアドバイスをします。

正社員は安定ではない

まず大前提として知っておくべきことは「正社員は安定した働き方ではない」ということです。いやいやそんなことない、日本は終身雇用ですからと思っている人はちょっと冷たい水で顔を洗ってきたほうがいいですよ。

この国にもはや終身雇用なんていう制度はありません。正社員になりたいのであればその理由を明確にしましょう。自分の思い描いた未来の夢を叶える方法が正社員しかないから正社員になる。それぐらいの気持ちがあるなら正社員を目指してみるのもいいと思います。

派遣先の社員になろうとはしないこと

紹介予定派遣は別にしてこれまで派遣先に出た職場では正社員になれないのだと思ってください。まず派遣先、派遣会社とトラブルになることが多々あります。いまの派遣先の職場から、正社員雇用の打診があった場合、絶対に派遣会社の営業さんに話をしてください。

あなたがどう考えようと派遣先の社員になるということは派遣会社にしてみれば「引き抜きにあった」ことになるわけです。派遣会社にとっても優秀な派遣社員は手放したくないものです。

派遣先以外でどうやって正社員になるのかと言えば、もうそれは普通に転職活動をする以外にありません。普段の仕事もしながら転職活動も続ける。すごくエネルギーのいることですが正社員になる道というのはそれぐらい険しいのです。

とにかく経験値と能力を高める

正社員になりたいろ思うなら2〜3年の長期計画ですすめてください。2年後に正社員になるために、いまはどのようなスキルを高めるかを考えて日々を過ごしてください。もちろんスキルを磨くことも大切です。

あなたが簡単に正社員になれないのは運が悪いだけではありません。あなたと一緒に働きたいと思わせる何かがあなたには圧倒的に不足しています。それが人間性でないなら、「仕事ができるのかどうか」ということです。

この人を雇えば会社経営がうまくいくと思わなければ会社は新規で人を雇うようなことはありません。そのために経験値を高めること、仕事ができる派遣社員を目指すことです。遠回りのようですが実はそこにしか道はありません。

まとめ

派遣社員から正社員になるのは本当に難しいことですし、あえてそこを目指す必要はないと私は考えます。結果的に正社員になるということはあっても、自ら望んでそうなりたいという思いが強ければ強いほど正社員への道は険しいものになります。

正社員になりたいのであればまずやるべきことは日々自分を高めることだけです。仕事はできないけど正社員にしてくれる。そんな会社は世の中にはありません。

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