条件のいい派遣先で仕事をするために必要なもの
正社員は年齢に合わせて仕事内容が変わっていきます。
入社当時は雑務しかしていなくても、10年20年とするうちに役職になり、最終的には「管理する側」に回ります。
派遣社員はいつまでたっても「管理される側」です。
どれだけ頑張っても「いち作業者」に過ぎません。
このことを不安に、もしくは不満に感じている人も少なくありません。
派遣社員がキャリアアップを望むなら、いったいどうすればいいのでしょう。
派遣社員のキャリアアップは派遣先を変えるタイミングに行う
安定した同じ職場にとどまって、なおかつ劇的に単価アップしてもらいたい。
そんな甘い話はありません。
正社員だって何年も下積み時代があって、いい給料いい仕事を手にすることができます。
派遣社員と正社員のキャリアアップの違いは、正社員は会社全体のシステムの中でキャリアアップするのに対して、派遣社員は環境を変えることでキャリアアップを行います。
どういうことかというと、正社員は余程のマイナス評価がないかぎりキャリアアップしていきますが、上の席が空かないとその順番は回ってきません。
ある程度大きな会社になると、若いうちにどれだけ活躍してもいきなり役職者になれるわけではありません。
もちろんいきなり給料がアップすることはありません。
ところが派遣社員は派遣先を変えるタイミングで、「私の能力はこれぐらいだから、単価は◯円ね」ということが出来ます。
もちろん、それに見合った仕事ができるという前提が必要ですが。
出来る派遣社員は派遣先を選べる
多くの派遣社員が勘違いしているようですが、すべての派遣社員が提示された仕事から派遣先を選ぶわけではありません。
派遣社員も評価が高い人は「こういう職場がいい」という希望がある程度自分の希望で選ぶことが出来ます。
派遣会社も優秀な人には優先していい仕事を回します。
当たり前ですよね。
派遣会社も派遣先に「いい人を派遣してもらえた」という信頼関係を築くことが大事ですから、好条件の派遣先にスキルの高い人を派遣したいわけです。
みんなが「低い時給の案件しかない」と思っている裏で、高時給の案件は一部の人のところに流れているのです。
ずるいと思いますか?
派遣の世界は実力主義の世界です。
それも仕事さえできればいいのではなく、人間性も問われます。
総合的に「素敵な人」であれば良い条件で働け、魅力のない人は条件が悪くなります。
あなたの条件が悪いのであれば、それは派遣の世界であなたが評価されていないということです。
良い評価をしてもらうために必要なもの
これはもう「とにかく仕事ができること」が最優先事項で、つぎに「派遣先にとけ込むことが上手い」がきます。
正直この2点だけで十分です。
十分ですがとてつもなく高いハードルです。
そんな人、派遣社員にいるの?と思うかもしれませんが実在します。
あなたがそんな人に出会ったことがないのは、そういう人たちが集まる派遣先に派遣されたことがないから、派遣されるに値するスキルを持っていないからです。
ただし、2つの条件は「本人の努力次第でなんとかなる」ものです。
もちろん先天的なものもあります。
子どもの頃から誰からも愛されるキャラクターってありますよね。
でも外面的な明るさだけではなく内面からにじみ出る人の良さというものもあります。
大事なのはどれだけ真剣に生きているかです。
そして仕事も、どれだけ自分の仕事に誇りを持ち、どれだけこだわって仕事をし続けるか。
それを継続し続けることだけが求められます。
「やるかやらないか」それだけの違いで、派遣社員の95%はやらないことを選んでいます。
「やらない」のに条件が悪いと嘆くのはあまりにも行動が稚すぎます。
条件が悪いのは「頑張りが足りない」「途中で諦めてしまう」からです。
諦めずに継続していくこと。
これが一部の恵まれた派遣社員になるための唯一の道です。
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