派遣のワークスタイル

派遣社員は仕事の内容は選んでも職場は選ばない

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新しい派遣先に出て、どうも上手くなじめない。性格が合わない人がいるなどで、すぐに派遣先を変えたがる人がいます。気持ちは分からなくもありませんが、派遣で働き続けたいなら、派遣社員は職場を選んではいけません。

どんな職場でも受け入れて、どんな職場でもそれなりに上手に人付き合いをしていく。仕事ができるできない以前に求められるスキルになります。

どんな職場にでも嫌な人はかならずいる

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「どんな職場にでも嫌な人はかならずいる」というと「そうでない職場もあった」と反論する人もいるかと思いますが、そんな職場これまでにいくつありましたか?数社に派遣されて1社あるかないかではないでしょうか。

会社というのは人間が集まってできます。人にはそれぞれ個性と役割がありますので、同じような人ばかりが集まるのではなく、時にはクセのある扱いづらい人も確率だけで考えれば必ず出てきます。

適当に道行く人、10人に声をかけたとして、10人が10人とも自分と性格の合う、いい人ばかりの可能性はどれくらいあると思いますか?派遣先の人がみんないい人なんて職場というのはそれと同じくらい無理な話なのです。

自分勝手な人、他の人の意見に耳を傾けない人、空気を読めない人、どこにでもいます。そんなことを派遣先変更の理由にしていたのでは、いつまでたってもいい仕事なんて出来ません。

派遣社員が選ぶべきことは、派遣先でどんな仕事、どんな役割を求められるかということだけです。そこで提示された仕事内容が自分のしたいこと、できることに一致すれば、職場の雰囲気なんて気にする必要はありません。

苦手な人や嫌いな人とどう接していくか

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この人苦手だなと思うようなことがある場合、一番有効な解決策は自らどんどん話しかけていくというやり方になります。

苦手だからと避けていたら、永遠に苦手なままですし、その人のいい部分に気づくことも出来ません。嫌いな人や苦手な人ほど、ガツガツ近づいていきましょう。

派遣社員は図々しいくらいがちょうどです。

朝の挨拶はもちろんのこと、仕事で絡むときは分からないことがあれば、どんどん質問をするようにしてください。

最初はぎこちなくてもいいんです。何度も繰り返しているうちに苦手意識はなくなりますし、周りから見ても「あの人すごい」という印象を持ってもらえます。

クセのある人は大体、どの職場でも煙たがられる存在です。派遣社員はそこで一緒になって煙たがっていてはいけません。煙をかき分けて話しかけてみましょう。

冗談の一言でも言えるようになったら、あとは自然体で接するようにしてください。そこまでくると苦手だった人や嫌いな人が、いつの間にか味方になって守ってくれる存在になることもあります。

仕事とは関係ないところで付きまとわれたら

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あまり積極的に話しかけると、相手が自分に好意があるのではないかと勘違いすることもあります。もしかしたら食事に誘われるなんてこともあるかもしれません。

そういうときは笑顔で断るようにしましょう。

大事なのは笑顔ということです。嫌そうな顔をして断るのが一番NGで、これまで築いた関係が一気にゼロになります。かといって曖昧な返事もよくありません。

笑顔ではっきりと断る。想像してもらうとわかると思いますが、これはなかなか難しいことなのですが、大した価値もない資格を取得するよりは、上手な断り方を身につける方が派遣社員には重要なスキルになります。

笑顔で断ってもしつこく付きまとわれたら、派遣会社の担当者に相談してください。

それでも改善の兆しがないような場合は、そのときは派遣先の変更を考えるようにしてください。ときには自分の身を守るために逃げることも重要です。

派遣先の人が自分と合わないくらいでは逃げてはいけませんが、付きまとわれるような場合は逃げるべきときです。この見極めをしっかりするようにしてください。

だったら、最初から近づこうとしなければいいじゃないかと思うかもしれませんが、それでは派遣社員として求められる人間力を高めることが出来ません。積極的に話しかけて、苦手意識を消し去り、そのうえで危険を感じたら逃げる。

繰り返しになりますが、派遣社員は派遣先の職場で働く人が嫌だとか、雰囲気がよくないという理由で派遣先を選ばないようにし、どんな職場でも馴染めるように自分を磨くようにしてください。

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