派遣社員は「自分という城の一国一城の主」です

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契約上は雇われている立場の派遣社員ですが、現実的には社長は自分です。派遣先や派遣会社があなたのスキルアップを支援してくれることもなければ、方向性を示してくれることもありません。

どういう働き方をして、どこを目指すのかは自分自身で考えて決めていかなければいけません。派遣社員は自分という城の一国一城の主なのです。

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「雇ってもらっている」から脱却する

「派遣先で働かせていただいている」この言葉が最悪です。派遣社員として必要とされる人材になりたいのであれば、「雇ってもらっている」という思考から抜けだしてください。派遣先とあなたは常に対等な立場にあります。

派遣先はあなたを「雇い」、あなたは派遣先で「働く」だけです。雇ってもらっていたり、働かせてもらっていたりするわけではありませんし、働いてあげているわけでもありません。雇用関係で上下関係を作らないことが大切です。

そんなこと言われても契約更新してもらえなかったら終わるじゃないですか、と言うかもしれませんが、更新してもらえないのは、あなたが「雇ってもらっている」と考えているかどうかという理由ではなく、あなたに力がないからです。

力がないから従うしかできない。そしてビジネスにおける力は一部の天才を除き、どれだけ真剣に仕事と向き合ったかで決まります。偏差値が低いから仕事ができないわけではなく、仕事との向き合い方が足りていないだけです。

あなたの雇用主はあなた自身です

「わたしは弱いからそんなことできない」と言うのであれば、文句も言わずにただ言われるがまま働いて、ワーキングプアでも何でもなればいいかと思います。現状を変えたいと強く思いながら、誰かが変えてくれるのを待っていても時間の無駄です。

白馬に乗った王子様がいきなりあなたを迎えに来ることはありません。白馬に乗った王子様も幸運の女神様も、必死になってもがいて自分を変えようとしている人にだけ現れてくれるのです。

自分を社長として、自分をどういう方向性に持って行きたいかを決めてください。そのためには自分の得意と不得意を明確に分析し、強みを活かすのか、弱みを減らすのかを考えて行動するという、とても地味で根気のいる作業を繰り返すしかありません。

いまの自分が「よくない自分」であるなら、それは社会が悪いわけでもなければ、環境が悪いわけでもありません。いや、実際にそうだとしてもそれを言い訳にしても何も変わりません。

あなたが自分で変えられるのは、自分自身の生き方だけです。それさえも誰か他の人に委ねますか?それもひとつの生き方ですが、ならばアリのように文句を言わずに働くことです。

自分の人生を自分で切り開いていく努力ができない人に、輝かしい未来が待っていたことなんて、古今東西一度も起こっていません。

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