時給5000円の仕事術
一般事務の派遣ではあまり見かけませんが、専門職になると時給5000円払ってでも働いて欲しいと依頼されることがあります。私が働いていた機械設計の世界でも時給5000円という人はごろごろいました。
もちろん誰でも時給5000円になれるわけではありません。それだけのスキルがあり、その人でしかできない仕事があるから高時給になります。
時給5000円への道
時給5000円になりたければ、時給1000円のうちから時給5000円の仕事をする。これがポイントです。時給1000円だからそれに応じた仕事しかしないのであれば、その人が上に上がっていけることはありません。
時給1000円のときに少なくとも「この人は1000円じゃあ安すぎる」と思われる仕事をした人だけが、「いなくなられると困るから時給2000円にしよう」ということになるのです。
時給5000円まではこれ積み重ねです。
お客さんの要求を常に上回るクオリティのものを納品する。いつも驚きを与えられる人だけが高時給での仕事を手にすることが出来ます。決して簡単な道ではありませんが、誰にでもチャレンジが許される道でもあります。
派遣先を変えないという忍耐も必要
高い評価を受けるためには、同じ派遣先に出来るかぎり長く留まることが重要になります。わたしは基本的にさまざまな職場で働けることが派遣のメリットだと考えていますが、高時給を目指すのであれば1点突破です。
同じ職場でしっかりと評価を高めていくのが最も効率のいい働き方です。その間に嫌なことだって起きるでしょう。「もう辞めてやる」と怒りをぶつけたくなることもあるかもしれません。それでもグッとこらえて留まる。そんな忍耐も必要になってきます。
少なくともひとつの派遣先に3年以上はとどまってください。そして3年経過後に派遣先の単価が上がらないのであれば、3年間で高まったスキルを持って高時給を出してくれる次に行けばいいのです。
仕事は人の倍のスピードで行う
高時給の派遣社員に共通しているのが仕事のスピードの速さです。時給5000円でも、時給2500円の人の倍のスピードで仕事をすれば、決して高くないと派遣先は判断してくれます。
仕事中に休憩を入れている場合ではありません。とにかく会社にいる間は集中して働きましょう。誰よりも速いスピードで仕事をどんどんこなしていく。
これが時給5000円の世界です。
そこまでするから時給が上がるということを理解してください。仕事のクオリティを高め、スピードも上げていく。この手法以外に高時給になる方法はありません。険しい道のりですが、門前払いをされることはありません。
当たり前のことを当たり前に行うだけ。するかしないか。高時給と低時給の人のさはそれだけです。自分の時給が低いと思うなら、その程度の仕事しかしていないという認識と危機感を持って働いてください。時給が低いのは社会のせいでも、派遣先のせいでもなくあなた自身に理由があります。
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